「いい」とはいえなくなっている
増え続ける「うつ病患者」の存在について。
「もはや「現代病」とまで言われている「うつ病」。
そのうつ病患者が、増加していることをご存知でしょうか。
それも、今は「仕事をしている人が、仕事の内容に悩み、
うつ病になってしまう」というケースが増加しています。
なぜ、この様なケースが増えてしまっているのでしょうか。
実は、現代人を取り巻く「仕事」の状況は決して楽なものではなく、
むしろ以前と比べて大変なものになっていると言われているのです。
いくら働いたって、今の不景気では「お給料が右肩上がり」とはいえません。
また、サービス残業が当たり前になるなど、
企業を取り巻く環境も「いい」とはいえなくなっていますよね。
このような状況は、「個人が仕事に対して悩む」という状況を作ってしまうだけでなく、
「仕事の存在にストレスを抱えた人が、
他の社員に八つ当たりの様なことをしてしまいかえって、
状態が悪化する」ということにもつながります。
うつ病になってしまった場合
このことから、どうしても「仕事をするということが辛い」という人も多く、
そのことが「心の病気」にまでつながってしまうこともあるのです。
そして、この「心の病気」になってしまったときに、考えるのが「転職」です。
うつ病になってしまったらどうしたらいいか。
うつ病になってしまった場合、
多くの人が「仕事をやめるかどうか」に悩むことになります。
でも、ただでさえ不景気なこの時代ですから、
仕事をやめたところで新しい仕事が見つかるともいえません。
だから、多くの人は悩むのです、
「やめるべきかやめざるべきか」と。
もちろん、仕事をやめるかどうかはその人が決めることですし、
相談を受けた人がどのようなアドバイスをするかも、ケースによって変わってくるでしょう。
でも、まずはやめる前に「休職はできないのか」について考えましょう。
「うつ病」は、心が疲れている状態ですので、
その状態で何かを判断しようと思っても、
まずまともな判断をすることは難しいでしょう。
それよりも、まずは「仕事を休んで、
こころの回復を待ってから決断をする」ということを選択しても、
遅くはないと思います。
休職して、「本当に仕事をやめるべきなのか」についてしっかりと考えましょう。
しかし、どうしても会社のことがストレスで、
「戻りたい」という気持になれない場合は、
思い切ってやめてしまうのも手ではないかと思います。
不景気だったとしても、探せば就職先は見つかります。
「もう、どうしてもこの会社ではやっていけない」という場合は、
仕事をやめて別の会社を探すことも大事です。